校内見学

自然に囲まれた王滝小中学校。学校に足を踏み入れて、元気な教室内の様子、生徒達が世話をする動物や野菜畑、放課後の過ごし方などを見てみましょう。音楽の授業のところでは、MP3で生徒達が手製のバイオリンで奏でる「さくらさくら」も楽しめます。 

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授業の様子 <=
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王滝小中学校

授業や部活動など、学校生活の1日を紹介しています 


生徒の1日(中学校)

   中学校の始業は小学校より10分早い8時45分。午前中4課目、午後2課目という授業数は同じですが、小学生に比べると授業時間が5分間ずつ長く、毎日30分勉強時間が長い計算です。

 中学3年生のある日の時間割を覗いてみると、1時間目・体育(ソフトボールかサッカー)、2時間目・社会(国会のしくみと働き)、3時間目・英語、4時間目・数学(二次方程式)、5時間目・理科(実験)、6時間目・生物。すべての授業が終わるのは3時10分で、このあと校舎の清掃があります。

 自然に囲まれた王滝中学らしい活動と言えば、技術科の授業で行う野菜作り。なす、トマト、キュウリ、大根など、栽培する野菜の種類は様々で、たくさん採れたときには給食室におすそわけできるほどです。


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 昼食は小・中学校の全校生徒と教職員が広い食堂に集まって食べます。生徒は学年ごとに決められたテーブルに座り、配膳は白いかっぽう着を着た当番の生徒たちがします。献立はごはんの日もあればパン食の日もあり、日替わりで様々。この日は中華風炊き込みご飯、すまし汁、春雨サラダ、牛乳1本というメニューでした。「月に1回、僕たちの意見で献立を決めることができるんです。このユニークなルールを生かして今度はアイスクリームが食べたいなあ」と、言う生徒もいました。  

 王滝中学校では生徒会活動も盛んで、本部、図書部、福祉部、造園部、広報など全7部に分かれて、全生徒52人が必ず生徒会に関わります。毎年4月に幾つかの活動テーマを決めますが、今年は「バングラディシュのためのボランティア活動」になりました。生徒たちがアルミ缶や牛乳パックなどの資源回収で資金を作り、バングラディシュで医療活動をしたことがある村のお医者さんを通じて、寄付をしようと考えています。

 都会の中学生と大きく異なるのは放課後の過ごし方です。学習塾に通う生徒はなく、スポーツ系の部活で汗を流したり、自宅で作っている野菜畑の手入れを手伝ったり。11月から5月まではスキーシーズンなので、休みの日はほとんどゲレンデに出ている、という生徒も。「いちばん最近マクドナルドを食べたのは去年の夏休みかも」と笑う中3の男の子。王滝村ならではの、ゆったりとしたペースで毎日の生活が流れているのです。 


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