学校について

王滝小中学校は長野県の御岳山のふもとにあります。改築したばかりの校舎内には木の香りが漂い、校舎の周りには野菜畑が広がっています。一学年に一クラスだけなので、129名の全校生とはお互いを兄弟姉妹のようによく知っています。

王滝小中学校

学校の場所や歴史、設備を紹介しています


 標高3067メートルの活火山、御嶽山(おんたけさん)のふもとにある長野県木曽郡王滝村は冬はスキー、夏はキャンプや釣りが楽しめる、豊かな自然と美しい風景に恵まれた山村です。また、空気が澄んでいて美しい星空が楽しめることから、「銀河村」と愛称がついています。 村の人口は約1200人という小さな町の中心にあるのが王滝村立王滝小中学校です。創立が1873年の歴史ある学校です。

 王滝村では1984年9月に起きた長野県西部地震で、校舎をはじめ村内の建物の多くが損壊し、多くの被災者が出ました。村は1カ月にわたって交通が寸断され、村民の生活に大きな支障が出ました。数々の困難を乗り越え、約10年ほど前に建て替えられた校舎は、災害時に村民が避難できるように広々と、また頑丈に作られています。床や壁、天井には木材が豊富に使われ、廊下を歩いたり教室の扉を開けるたびに、優しい木の香りがただよいます。


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 そして学校周辺には、トマトやとうもろこしなどの野菜畑や、テニスコート4面分ほどの田んぼが広がっていて、夏の間に子どもたちが農作業をして育てます。

 現在、この学校には小・中学あわせて129人の子どもたちが通っています。各学年1学級、全校で9クラスしかないので、生徒全員が仲の良い兄弟姉妹のよう。自然に囲まれた小さな村なので、地元の子供達だけでなく都会に住む子どもたちを教育交流という形で長期間にわたって受け入れたり、オーストラリアの学校との交流活動にも力を入れています。

 「冬は毎週スキーに行ってるよ」「山の中が好き。川がきれいだし。もちろん泳げるよ」「うちの庭で山菜が採れるよ!」と口々に子どもたちは王滝村での楽しみ方を教えてくれます。自然と身近にふれあいながら、いつも新しい発見がある──そんなワクワクした喜びがいっぱいの学校です。