学校行事 林業はこの地域の主要な産業。生徒達は木材を使用してバイオリンなどの楽器作りを習います。選択科目では、地元でとれる食材を生かした郷土料理実習の授業もあります。また、数十年にわたり、王滝小中学校では全校をあげて近くの御嶽清掃を行なってきました。 |
王滝小中学校 |
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3 御嶽清掃
御嶽山は、古来より日本屈指の霊峰(聖なる山として信仰の対象となっている)で、全国から修行のための登山者はもちろん、一般の登山者も大勢訪れます。その登山口にあたる王滝村では、村民一人ひとりがこの山を特別な思いで大切にしています。そして年1回、王滝小中学校が全校をあげて行う御嶽清掃は、数十年間にわたって行われている伝統的な行事です。
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清掃は小学生が村周辺、中学生は御嶽七合目にあたる標高2200メートルの「田の原天然公園」から頂上近辺までと分担して行います。子どもたちはゴミ袋を持って、山道に棄てられたゴミを次々と回収。毎年訪れる御獄教信者の登山をはじめ、観光客の入山が多いので登山道周辺のゴミもかなりの量です。
「一番多いのはたばこの吸い殻。次が空き缶やお菓子の食べかす。一度、車のタイヤを拾ったこともあるよ」と中学生の一人が清掃の様子を教えてくれました。「いちばんすぐそばにある山だから、御嶽には毎年登るし、上の方に行くと池がいっぱいあって景色がすごくきれい。池には竜が住んでいるという伝説もあるんだって。」 3000m以上の標高を誇る御嶽山も、王滝村の子どもたちには親しい里山のような感覚なのかもしれません。
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