学校行事

茗渓学園中学校高等学校

学校の場所や歴史、設備を紹介しています


1 EarthKAM(アースカム)

毛利衛(もうりまもる)宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「エンデバー号」で行われたEarthKAMは、UCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)が主催する教育プログラムです。シャトルに搭載した電子カメラを地上からリモート操作して地球の写真を撮影し、理科や社会の学習に役立てるという内容で、日本からは宇宙開発事業団(NASDA)の公募に応じて、茗渓学園を含む4校が参加しました。

今回のミッション・オペレーションで活躍したのは、中学2、3年生男子を中心にした約30名。あらかじめ中学1、2年生に撮影希望地を提出してもらい、それがシャトルの軌道下にあるか、86km×130kmの撮影範囲内に収まるか等、コンピュータ上で計算します。また写真は天候が悪いと撮れないので、11日間のシャトル飛行中、メンバーは毎日天気予報を眺め、UCSDに目標地点の気象条件などについて問い合わせるなどの交信を行いました。また交信先のUCSDはアメリカ西海岸にあるので、参加した生徒たちは日本時間の深夜2時や3時に集まったこともありました。

「できれば自分の家を撮りたいな」と笑いながら、オペレーションに励む生徒達。日本の伊豆半島や、エジプトのナイル川の撮影に成功し、「想像していたよりも、ずっときれいに写っているよ」。参加した生徒たちは、その美しい映像に興奮して歓声をあげていました。

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2 Midwinter Training

まだ朝陽も昇らない2月の早朝。真っ白な息をはきながら、高校2年生の生徒たちが体育館や運動場に向かいます。この学校の名物行事、早朝寒稽古の始まりです。

 

1週間続く寒稽古の期間中、高校2年生は全員寮に入り、寝起きをともにします。そして毎朝5時半から女子は剣道、男子はラグビーを1時間半ほど練習するのです。暗い中、こうこうと光を灯した体育館では、袴姿に胴着をつけ、素足の女子生徒達が「わっしょい!わっしょい!」と気合いを入れながらランニングを始めます。

 

次に指導の村嶋先生から基礎的な技術についての指導を受け、寒稽古のために集まったOBや近所の筑波大学の学生を相手に打ち込みの練習です。一方の男子は凍ったグラウンドをものともせず、パスまわしの練習のあと、試合形式で思いきり走りまわったり、スクラムを組んで押し合います。

「寒いし、暗いし、起きるのはつらいけど、いったん体を動かし始めたら、ものすごく楽しくなるし汗もかいちゃう」と女子生徒。「グラウンドは凍っているし、とにかく寒い。今日、僕は3枚シャツを着ているけど、5枚も着込んでいる人もいるよ」と笑う男子生徒。つらいのは間違いないけれど、寒稽古ならではの達成感が味わえる、特別な1週間のようです。
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