小鹿野子ども歌舞伎
歴史
この伝統芸能の何がユニークで、それはなぜなのでしょうか?その特徴を見てみましょう。
埼玉県秩父郡にある小鹿野町は、「町中が歌舞伎役者」と呼ばれています。それは町民全員が一丸となって、数百年の歴史を誇る「小鹿野歌舞伎」の伝統を保存し受け継いできたからです。この町の歌舞伎では子供たちが主役を務め、かつらや豪華な衣装に身を包んで大人たちと同じ台本で演じているのです。
小鹿野子ども歌舞伎って何?
伝統芸能をマスターするために、子供たちはどんな努力をしているのでしょう?
小鹿野町の子ども歌舞伎は、年3回の公演を行います。 台本は大人たちが使うものとまったく同じ。古い日本語で書かれています。「セリフにはリズムがあるので、覚えるのは簡単だよ」と、子供たちは言います。それでも歌舞伎独特の身のこなしと上手に組み合わせることには苦労しているようです。
稽古(けいこ)と舞台
子供たちはどんな練習をどれくらいしているのでしょう?そして練習の成果は?
子供たちは数カ月にわたって、週1回の練習を続けます。本番の舞台が近付くに連れ、稽古にも熱がはいります。そして迎えた本番当日。 化粧をしてかつらを付けた子供たちは今までの努力を舞台にぶつけるのです。観客は魅了され、幕が引いた後も拍手かっさいは続きました。
子供たちの日常生活
伝統芸能に取り組む子供達が、ふだんどんな生活を送っているのか見てみましょう。
このコーナーでは、子ども歌舞伎に参加した3人の子供たちにスポットをあてて、彼等の日常生活を紹介します。歌舞伎以外に興味を持っていること、将来の夢などについても話してくれます。