流行通信 2001年7月−9月

東京ディズニーシー

９月４日、東京ディズニーランドのとなりに東京ディズニーシーがオープンしました。海にまつわる伝説や物語を題材にしたテーマパークです。広さは７１ヘクタールで東京ディズニーランドとほぼ同じですが、徹底的に海にこだわって作られているところが大きな特徴です。 　園内は７つのテーマポートに分かれています。まずエントランスを抜けると目の前に広がるのは「メディテレーニアンハーバー」。南ヨーロッパの古い港町。その向こうにそびえているのがプロメテウス火山です。 左回りに進むと、２０世紀初頭のニューヨークを体験できる「アメリカンウォーターフロント」に着きます。ここからエレクトリックレールウェイに乗れば、近未来の独創的デザインの建物が建ち並ぶ「ポートディスカバリー」に楽に移動できます。そしてそのとなりが、古代文明の謎に立ち向かう「ロストリバーデルタ」。ここには最も人気の高いアトラクションの一つ「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」があります。 次はアラビアンナイトの幻想的な世界を再現した「アラビアンコースト」。続いて映画『リトルマーメイド』の主人公アリエルの仲間たちに会えるので女の子に人気の高い「マーメイドラグーン」。そして最後は冒険いっぱいの「ミステリアスアイランド」。地底走行車に乗って地の底を探検する大人気のアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」はこのポートにあります。 ディズニーシーに行ってきた中学２年生の男の子が最も興味を持ったのは「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」でした。「車に乗って古代遺跡の中を猛スピードで走り回るスリルはすごかった。まるで映画のインディの世界に迷い込んだみたいでした」。小学６年生の女の子は「私はマーメイドラグーンのジャンピン・ジェリーフィッシュがよかったわ。体がふわふわ浮いたように上下すると、ゆったりした感じになれて楽しかった」と話しています。 ディズニーシーの楽しみは乗り物ばかりではないようです。こんな意見も聞かれました。「ギョウザドッグにユカタンドッグにカプチーノ味のポップコーン……。東京ディズニーシーでしか食べられないのがけっこうあるんだ。みんなおいしかった。また来たいです。」 写真：東京ディズニーシーを空から見た様子。後方には東京ディズニーランドが見えます。（共同通信）